患者位置決めおよび固定具

Solsticeは頭頸部の定位放射線治療（SRS/SRT）で必要とされる固定精度を提供するための固定システムです。
標準的なUniFrameサーモプラスチックシステムと比較して、ベースプレートまでではなく頭部側面中央ラインまでのマスクとなっているのが特長で、後頭部を支えるヘッドサポート部はバリアブルピッチ機構により、首に角度をつけた固定を実現。
患者個々に合わせてカスタマイズ形状が作成できるAccuFormクッションやプレサイスバイトと組み合わせることで固定の再現性を確保します。 さらにSolstice MRはヘッドサポート部にグラスファイバーを採用し、MRシミュレーションでもお使いいただけます。

M.C.Inspireベースプレートは、ViewRay社MRIdian装置のカウチトップおよび背面用頭頸部コイルの形状に適合した設計のアクリル製ベースプレートです。CIVCO社製の専用SolstatおよびSolsticeと組み合わせることで、MRIdian装置における患者頭頸部の固定・位置決めを提供します。

GrayDuck Stentsは口腔の放射線治療における舌の被ばくを低減させ、味蕾（みらい）と唾液腺を保護するバイトブロックシステム。
CIVCO RT社従来のバイトブロックPrecise Biteは下方向にのみでしたが、GaryDuck Stentsは舌を左右、上下方向に抑えて固定することが可能です。

SBRT（Stereotactic Body Radiation Therapy）や寡分割照射では、比較的長い治療照射中も、高い患者固定精度が必要とされます。CIVCO RT社のBody Pro-Lokシステムは、モジュール構造とインデックス方式を採用したSBRT用患者固定システム。
その中でもBody Pro-Lok OneはONEBridgeを特長としています。
1つのブリッジが体格に合わせて上下に可動、さらに固定ニーズに合わせて左右にオフセットした圧迫ができるよう左右方向にも位置調整が可能です。
Wide Respiratory PlateあるいはStandard Respiratory Plateという呼吸抑制プレートを組み合わせることで、患者呼吸の抑制に対応します。

放射線治療において標的部位への正確な照射を行うことが重要です。
CIVCO Radiotherapy社のACCULOCゴールドマーカは、体内の腫瘍近傍に埋め込むことでターゲット位置の確認に使用される、X線不透過性の植込み型病変識別マーカです。
滅菌済みニードルに予め装填されたマーカは、イメージガイド下で経皮的に刺入・留置され、治療装置のEPIDやkVイメージャ、CBCT（コーンビームCT）によって治療時の位置照合に用いられます。

TOTIMは放射線治療におけるシミュレーションから治療時まで使用可能な患者位置決め・固定用クッション。
密閉されたマイクロファイバーポリエステル製カバーの内部で、2つの成分を混合することで硬化型のポリウレタンフォームの泡が発生し、患者を型取ることができます。
小児用クッションもご用意しております。

対流熱で患者固定用サーモプラスチックを温めることができるオーブンタイプの加温器です。
水を使用しないため，注水・排水の対応が不要で，固定具に付着する水滴の拭き取りの手間が省けます。